Jリーグが開幕している。偶然、NHKを付けると、鹿島vs浦和の試合がやっていた。

僕が熱狂的なサポーターな時ならば、「待ちに待った」となるだろうが、今ではそこまでの入れ込みはない。

ましてやこの寒そうな雨の中での試合、だ。

春の麗らかな日差しの元、窮屈なゴール裏では水色の大きな旗を振り上げ、サポーターがチームを信じて大声で声援を送る。
スタンドは水色のユニフォームが日を浴びて輝いている。
ピッチの緑が映える。
こんな磐田スタジアムこそが、「Jリーグ開幕」に相応しい原風景となっている。

当の磐田。仙台に負けたらしい。2008年12月13日のリベンジ、と言ったところか。中山もいない磐田を僕はどう応援したらいいのだろうか。
僕はどちらに肩入れすることもなく、途方に暮れながら、サッカー中継を眺めていた。

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しかし逆に考えると、Jリーグを(無理矢理)盛り上げる、ということよりも根付いてきたのではないかと思うこともある。

書斎から長居スタジアムが見える。
昨年の秋にこの部屋に越してきてから、スタジアムにライトが灯っている光景を見ると「あぁ、今日はサッカーをやっているのか」と思うこともしばしばあった。
ユニフォームを着た人たちがスタジアムに向かって歩いていく光景を目にしたことがある。若い人だけでなく、年配の方々もあの派手目なユニフォームを着ている。

Jリーグの人気が下がってきている。昨年の経営状況を見ると、入場者数も減少しているらしい。
しかし下手に広告代理店が介入し、人気を盛り上げようとしない方が、僕は今後のJリーグのためだと思う。
地道に、地道に、地元に人たちに支えられていけるような体制を作った方が将来のためだ。

来週、長居スタジアムは盛り上がるだろう。C大阪のJ1昇格後初となるホームゲーム、しかもG大阪戦なのだから。

僕はスタジアムの灯を見ながら、そこに集う人たちを羨ましく思うだろう。
オリンピックが終わり、選手が凱旋してきました。
日本電産の長島、加藤両選手は出世だそうで。また会社から報奨金も。
しかも一部、永守会長のポケットマネーだそうで。
会長すごいな〜

……じゃないでしょ。

本来ならば、国がもっと支援すべきなんではないかなと。
メダリストの中には苦肉の策で企業に雇われている人もいる。
なぜ、日本はスポーツに対して国を挙げ、支援しないのでしょうか。
オリンピックでメダル争いができる有望な選手・競技があれば、オリンピックにまつわる需要も増える。
それらの企業は業績も上がり、法人税も徴収。
国も潤う。なによりなにかしらの労働も生まれる。

ただ、現政権では無理でしょうね。スポーツ関連予算を「仕分ける」ことが理解できません。
まぁ、スパコンに関して「なぜ二位じゃダメなんですか」と聞けてしまう国会議員の感覚には失笑以上に哀れみを感じます。

…ってあと四年もこの政権なのか!ロンドンもソチにも間に合わないぞ!
あぁ! 日本が世界に取り残されていく!